EPISODE.1
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素人AV体験撮影411 麻緒 20歳 コンビニバイト
時は西暦2010年。欧州は不況の渦に襲われた。ギリシャに端を発したこの大不況。多くの一般人には日本への影響は軽微だと思われており、危機感を持っている者は少数だけだった。だが時間の経過と共に影響を受ける人々も増えはじめ、体力の無い中小企業はバタバタと倒れ始めていた。そして、彼女もまたその影響を強く受けた人間の一人だった。と言うのも彼女の父は、元々小さな貿易会社の社長だったのだ。小規模ながらもそれなりに利益も出しており、彼女は小さい頃から比較的裕福な家庭で元気に育った。昔は父と一緒に海外にもよくいったものだ。だがそれも今では夢。欧州の景気の悪化と共に、父の会社の経営は悪化し赤字へと転落していった。父はなんとか会社を立て直そうとかなり頑張っていた。だが、無理が祟ったのだろう。やがて父は身体を壊した。そして無情にも、多額の借金を残したまま、父の会社は倒産したそうだ。そうしてその借金は彼女の両肩に重くのしかかった。今の自分がどうやっても返せるような金額ではない。父も暫くは働く事も難しいだろう。「ここまで育ててくれた父の為、私が頑張るしかない!」彼女はそう思った。だがそうは思っても何をどうすればいいんだろう。貿易や経済の事なんてちんぷんかんぷんだ。彼女は悩んだ。そして、出した答えが夜の仕事だった。浅はかだったかもしれない。だが父のように、会社を経営する才能が自分にあるとは思えない。そもそも会社を作る資金がない。やはり夜の仕事しか・・・。今まで親に頼りっきりで生きてきた彼女には、他にはなにも思いつかなかった。だがそのお金がある程度溜まったら、もっと他の何かをしよう。なんとなくではあるが、そんな事を思っていた。そうしてまずは、風俗で働く事となった。今まであまり経験の多くない彼女は戸惑う事も多かったそうだ。だがそこで色々なテクニックを身に着けた。半年程過ぎた頃。「彼女の素股は凄い」お店の常連客の中ではそんな噂で持ちきりだった。身体を張った仕事にも慣れ、むしろ自分にとって天職なんじゃないだろうかと考えている彼女が居た。そのお客の中になんと我らがシロウトTVのスカウトマンが紛れ込んでいたのだ。そして多額の報酬をちらつかせ、その素股を是非披露して頂きたいと懇願したのだった。